公式ドキュメントの読み方を改めて学んでみました。 これまではただチュートリアルをやったり、わからない部分を参照したりと、あくまで導入と参照に使用していました。 しかし、やはり自分の中にそのサービスや言語に対するインデックスを貼るためにはドキュメントをちゃんと読まなければならないと考えるようになりました。 そのような中で、下記のようなQuoraの書き込みと出会い、この方法を実践したいと思えたのでまとめてみました。
詳しく知りたい方は書き込みを参照することをおすすめします。
愚直にチュートリアルを実践する
投稿者は愚直にチュートリアルを実践することで「何がわからないかわからない」状態からすこし脱せられると言います。
- 新しい言語やサービスを学ぶときどれだけ簡単でも愚直に手を動かしてみる
- 簡単だからと頭の中だけで理解できたと思い込まないこと
- チュートリアルをやりながら躓いた部分を洗い出していく
- 書籍でもOK
チュートリアルは初心者にもわかるようなケースを扱っているので、どうしても「簡単だから」と読み飛ばしたり、手を動かさなかったりしてしまいます(自分がそうでした)。
しかし、ここで愚直に実践することで誤った思い込みをしている部分や理解が追いついていない部分を洗い出せると言います。
躓きポイントを手がかりに体系的に理解する
チュートリアルで洗い出した躓きポイントから体系的理解につなげるのが次のステップ。
- 何がわからないのかわからない状態はサービスや言語がどのようなつながりで構成されているのかわからないのが原因
- サービスのコンセプトや言語仕様、リソース一覧などを読み、「概念」を理解していくフェーズ
- ここでもドキュメントに加えて書籍で学習するのもおすすめ
ここは牛尾剛さんの『世界一流エンジニアの思考法』にあるように
「理解は時間がかかるもの」として、急がず、徹底的に理解する習慣をつけていく
のがいいと思います。理解できるまで徹底的に読み込んでいきましょう。
実例に触れて理解した概念を落とし込んでいく
前のステップで理解した概念を落とし込んでいくのが次のステップ。そのために実例に触れていきます。
- リファレンスを頭から全部読み込む
- ここでも理解に時間をかけるようにする
- 頭の中にインデックスを張っていくイメージで読んでいく
自分はわからない事柄を参照するためにリファレンスを使っていたので、このような読み方があるのだと非常に参考になりました。 正直、頭から全部読むのはだるいですが、堪えて読んでいこうと思います。
体得する
最期のフェーズは実践です。これまで学んできたことを実際にやってみて経験を積んでいきましょう。
Paizaの問題を解いたり、At Coderのコンテストに参加してみたり、実務の中で試してみたり、数を忘れるくらい量をこなしていきましょう。
ここでもわからないことが出てきますが、その場合はこれまでのステップを繰り返して復習するといいそうです。
ここではウェイツキンの『習得への情熱』の方法論が役立つと思います。
まとめ
ここまでをまとめると、公式ドキュメントは下記の手順に従って読み込んでいきます。
- チュートリアルをこなして理解できていない部分を洗い出す
- 理解できていない部分をもとに体系的な理解につなげる
- 実例を通して理解した概念を落とし込む
- 数をこなして体得する
PL-900の試験の学習中にこの書き込みに出会い、Power Appsでだけこのような方法を実際に試してみたのですが、理解の深さが段違いでした。
特に理解に時間をかけられたことと、概念の落とし込みから体得までをちゃんとできたのが大きかったですね。上位資格でも試してみようと思っています。

