応用情報技術者試験の勉強を再開した。
4月に受けたのだが午後が3点足りずに不合格だったからだ。
文系セットで受けたのに、自分の読解力が低かったのを忘れていた……。
なので、10月に再受験をする。
応用情報技術者試験は必ず午前と午後の両方を受けなければならず、前回合格したテストの救済措置はない。
そのため、午前の学習もしなければならんのだ。まぁこれがしこたま面倒。
前回は合格点に達していたにも関わらず、次のテストで合格点に達しないこともよくあるらしい(調べたらこのような受験者が結構いた)。
だから、午後だけではなく午前も腰を据えて勉強せねばならん。
範囲が広いので面倒でしかない。
前回は過去問道場を回しまくって基準点は越えた(7割)。
しかし、ただ合格するための勉強だった(落ちたのでその目的すら達せられていないのだが)ので、本来の受験目的だった「CS知識の体系だった学習」ができていたとは言えない。
なので、今回行う応用情報の学習を通して、ちゃんとCSの基礎固めをしたい。
もちろん合格もしたい。
だが、それと同じくらい、いやそれ以上にCSの知識を固めたいと思う。
これから(何年間かはわからないが)長きに渡ってITに携わっていくので、今ここで基礎を固めておくのはいいと強く思っているからだ。
バックボーンがしっかりしている人ほど強いというのが持論なので。
前置きが長くなったが、今回の学習ではObsidianを最大限活用してみようと思っている。
やり方は至極単純で、単語ごとのノートを作り、それらをリンク付けて分野を跨ぐつながりを可視化、イメージ化しながら学んでい区というやり方。
自分はどうも頭の中で物事を紐づけることが苦手なので、Obsidianのリンクを活用してシステムに任してしまいたい。
だが、これを実現するには単語単位でまとめる必要があった。
なぜなら、CS分野を構成している最小単位(これは学習における単位であり、CSを構成しているものではない。あくまで言語を使って学習しているという意味での単位である)は単語であるので、単語の意味をまず理解している必要がある。そして、その上で単語同士の関わり合いを理解していなければならないと考えたからである。
これまで私はObsidianの運用において、単語単位のノートは作っておらず、主にZettelkastenで用いられているノートを作っていただけだった。
なので、応用情報の学習からこのZettelkastenのノート群にWordsとProcedureの2つのノート群を追加した。
これらのノート群の追加にはtadashi-aikawaさんの下記の記事を拝読した影響が強い。
エンジニア時代から単語単位でまとめたいものがあったのだが、その扱いが上手く整理できていなかった。Index noteに追加するのは運用から外れてしまうから困っていたのである。
だが、tadashi-aikawaさんの記事を読んでWordsというノートにまとめることにした。
そうすることで各単語の意味を参照できるようになり、単語間の関係性も可視化できるようになる。まさに一石二鳥だった。
とりあえず過去問道場で過去問を解き、覚えていない単語があればどんな単語だとしてもそれをノートにし、リンクで繋げていく。
くそ時間のかかる作業なのは言わなくてもわかるだろう。
しかし、ちまちまとノートを作っていく中で、単語間のつながりが見えてきたのも事実だ。
これまではセキュリティ関連のものはセキュリティ、ネットワーク関連のものはネットワークとただ分野別で覚えていたものが、分野を越境して覚えられるようになったのである。
もともと単語の意味をちゃんと覚えていなかったのもあるが、頭の中だけでできなかったことがシステムを通してできるようになっていた。こんなにありがたいことはない。
単語を覚え、それらをつなげていくだけでこんなに変わるのかと思うし、このつながりが自分の土台となっている感覚がある。
英語を学習する時はまず英単語を覚えようとする。しかし、なぜ他の分野の学習になると単語を覚えようとしないのだろうか。その分野の言葉を知っていなければ理解することなど到底できないのに。
IT業界に身を置くようになってから、この「単語」に対する意識が下がっていたのは事実だ。だってググれば出てくるし、AIに聞けば答えてくれるから。
しかし、それらに頼っていても覚えられてはいなかったのだ。このことを身を以て体感した。
新しい事柄を学ぶときは、それがどんなものだったとしても、まずは最小単位である「単語」から覚えるようにしたい。